近年、飼い主の意識向上、獣医学の進歩、健康管理、食生活の改善などでペットの寿命は飛躍的に延びました。
しかし、寿命が延びて一緒に暮らせる時間が長くなったと同時に、病気に苫しんでいる子も増えているそうです。
年をとるにつれて体は老化し、体力、代謝機能、免疫力などが低下します。
それに伴い、ガン、心臓病、腎臓病、肥満、糖尿病といった人間同様の病気にかかる確率が高くなります。
寿命は延びても、元気で過ごせる時間が減ったのでは犬・猫がかわいそうです。
犬や猫は、成犬・成猫になってからは、人の約4倍くらいのスピードで年をとっていきます。私たちの4倍のスピードで体が衰えていくのです。
したがって、病気の進行も思ったより速いことがあります。
例えば、犬の炎症性乳ガンの初診時からの生存期間を調べたデータによりますと。
なんと初診から12週間(3ヵ月)で73%が死亡しているとの結果が出ています。
●人間やペットの死因の第一位はガン(悪性腫瘍)●
ガンは、よく耳にするけどどんなもの?
遺伝子には、人・動物を形づくるための設計図が組み込まれています。
この遺伝子の設計図によって細胞は分裂・再生を繰り返し、生命活動を維待しています。
しかし、この遺伝子が化学物資、紫外線、感染、精神的ストレスなどによって傷つくと、もとの細胞とは異なる細胞がつくられてしまうのです。
これが突然変異した細胞、つまりガン細胞です。
正常な細胞は何回か分裂をしたのち、死んでいく定めを負っていますが、ガン化してしまった細胞は、限りなく分裂を繰り返し増殖していきます。
ただ、細胞のガン化は、常日ごろ体内で起こっていることであって、誰の体にも(動物の休にも)ガン細胞は存在しているものです。
病気としてガンと診断されるのは、散在しているガン細胞が塊となって大きくなってしまった状態や、異常に増えている状態をいいます。
ガン細胞の塊を悪性腫瘍といいます。
発育速度が速く、周囲組織に浸潤していきます。
ようするに、正常細胞の養分・酸素を横取りし、どんどん増えていくのです。
『ペットがガンに負けないために』より
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